REGULAR【連載】

20170404-01

 

【Rd.2 CHN】マクラーレン・ホンダ、「非力さとディプロイ切れで苦戦を予想」のウソ

 

 こちらに解説記事を書きましたが、今回の英国発の報道もちょっと酷いですね……。同じ取材者として、「ストレートの2/3で切れる」という具体的な数値を“チーム関係者』から聞かされれば特ダネだと思ってしまう気持ちは良く分かるんですが、それをきちんと理解するための知識が足りなかったり、周辺取材をきちんとしてないと、こうなってしまうということですね……。

 

 これを書いたジョン(ジョナサン・ノーブル)はバルセロナ合同テストの最中や後にも、マクラーレン側からの一方的な情報に乗せられて、随分書いちゃいましたよね。それに世界中の人たちが騙されていたわけですけど。

 

 メルボルンで同じMotorsport.comの赤井(邦彦)さんから長谷川さんに取材した内容を聞かされて、バルセロナのトラブルがホンダ側じゃなくてマクラーレン側だったと初めて知ったような状況でしたからね。それを横で聞いていた日本人メディアが「おいおい、そんなんであんな記事書かないでよ……」と言い合ったのはここだけの話です(苦笑)。

 

 彼は「ハセガワサンが取材に応えてくれないから……」と言っていましたが、セッション後のブリーフィングが終わるまで待って夜の遅い時間に取材に来たりという努力をしていなかったのは明らかだし、そもそもマクラーレン側の問題だったんだからホンダに取材するものでもないですし……。“チーム関係者”から聞いた話を裏取りもせず思い込みで書いてしまったのがそもそもの問題だったというわけです。赤井さんから聞いた話はほんだのこうほう

 

 マクラーレンとホンダの提携解消に関する報道も、全く同じ構図です。チーム側からあれこれリークされた情報を元に色んな記事が飛び交いましたが、少なくとも現場的にはメルボルンの土曜朝の時点でほぼカタが付いていたので、チーム側としても本当はそれ以上報道してもらいたくなかったくらいだったはずですしね。

 

 バルセロナの段階から、「本当の詳しいことまできちんと理解しているのはドイツメディアくらいのものだろう」とあるメディア関係者が話していました。確かに彼らはバルセロナでもラップタイムやセクタータイム、トラップスピードなどを独自集計して分析していました。スペインのメディアも僕らのところにホンダの詳しい状況を聞きに来ますからね。英国メディアはチーム側の思惑も分かった上で乗っかっているところもあると思っていたんですが、僕らが思っていた以上に詳しいことは分からずに乗せられていただけなのかも、なんて思ったメルボルンでした。

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

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