REGULAR【連載】

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 メルセデスAMGのシートを誰が射止めるかという話が依然として話題の中心になっていますが、そもそも来年もメルセデスAMGが最速のチームであるという保証はどこにもないと僕は思っています。

 

 来年はマシンのレギュレーションがガラリと変わります。車体幅が広がること、そしてタイヤ幅が広がることで、空力性能とメカニカル性能の両面が大きく変わるのです。

 

 こういう時に強いのは誰かというと、他の誰も思いつかなかったようなことを考え出してアドバンテージを生み出す、独自のアイディアを持った人です。過去を振り返ってみれば、こういうレギュレーション大幅変更の節目で成功を収めてきたのは、エイドリアン・ニューウェイです。1998年しかり、2009年しかり(この年のチャンピオンはブラウンGPでしたが、最速はレッドブルでした)。

 

 加えて、パワーユニット面では現行規定4年目とあってメルセデスAMGと他メーカーの差は縮まりつつありますし、2017年はトークン制の制約も撤廃されることからどのメーカーも大きく設計変更をして、「サチっている」(頭打ちになっている)と言われるメルセデスAMGとの差を縮めてくるはず。

 

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 となれば、速いのはレッドブルでは? もしレッドブルが最速マシンを作り出したら、2017年はベテランの域に達しつつあるダニエル・リカルドと、成長著しいマックス・フェルスタッペンのチャンピオン争い? もちろんそこにメルセデスAMG勢も加わって……と、なかなか面白いシーズンになるような気がします。

 

 そもそも、2007年以降のフェルナンド・アロンソが移籍する先っていうのは、ことごとく“ハズして”います。レギュレーションが変わってどのチームが速いかなんて誰にも予想できないとはいうものの、優秀なマネージメント陣は各チーム内にまで根付かせた情報収集能力と抜群の嗅覚で「次はこのチームが来る」というのを判断するものです。ルイス・ハミルトンが2013年にメルセデスAMGに移籍して大成功したのが、まさにそれです。

 

 え、マクラーレン・ホンダ? う〜ん、ウルトラCでフェルナンドがメルセデスAMGに移籍するようなら、フェルナンドが選ばなかったという意味で逆に期待できるかもしれませんよ(苦笑)。

 

(text by 米家 峰起 / photographs by Red Bull)

 

 

 

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