2014 T3 BAHRAIN TESTING

20140304-03

 

 テスト3日目はわずか1周で終了、最終日になんとか77周を走ったものの、王者セバスチャン・フェッテルの表情は冴えなかった。声は小さく張りがない。パワーユニットの問題に加え、車体側の問題も続発して全くといっていいほど準備ができないままテストは終わりを迎えてしまった。その苦悩がありありとうかがえた。

 

ーー最終日は77周を走行できましたが、テストを終えた今の心境は?

「昨日よりはたくさん走れたから、その点は良かったね。昨日は全く走れなかったからクルマのことをどうこう言うこともできなかたけど、今日はクルマを学ぶことができたよ。もちろんもっと周回数が必要なことは疑いようのない事実だけど、テストは終わってしまったからどうすることもできないしね」

 

ーーチーム内の雰囲気は悪くなっていない?

「みんな大丈夫だよ。もちろん僕らは最悪にツラい状況にある。きちんと走らせるのがとても大変なクルマだ。クルマにトラブルが起きてダメージを負い、スタッフたちはそれを直すのに大変な作業を強いられている。そのせいで大きく時間を失っている。昨日は(インストレーションラップとその次のコースイン時に)2つのそれぞれ異なる問題が起きたけど、それだけでもう充分に1日丸々走れなくなってしまうほどだ。今日は小さなトラブルこそ出たけど、ある程度の周回数はこなすことができた。それだけ、日々違った状況になり得るということだ」

 

ーー自分たちのポジションはどう見ていますか?

「説明するのは難しいよ。今年はいろんな物が新しいから、試さなければならない項目がたくさんある。パワーユニットをフルパワーで走らせた時だけじゃなく、ハーフパワーで走らせた時などもチェックする。その上で新品タイヤのフィーリングや、燃料搭載量の違いも試さなければならない。現時点で自分たちがどのあたりにいるのかを判断するのは不可能だよ」

 

ーー優勝争いはできる?

「分からないよ。でも僕らが最有力候補というのではないことは分かっている。充分に走り込めていないし、ライバルたちに比べてスピードだって充分じゃない」

 

ーートップとのタイム差は心配している?

「もちろん大きく後れを取っていることは明らかだ。今の僕らには上位勢が出しているようなタイムを出すことはできない。理由はいくつかあるけど、まずはペースを上げることではなくてそれよりも大きな問題を解決することの方を優先しなければならないんだ。とにかく今は落ち着いて残された2週間を最大限に活用し、新パーツをクルマに投入して最善の状態にしてメルボルンに持っていくことを考えるしかないよ」

 

20140304-04

 

(text by 米家 峰起 / photo by Red Bull)

 

 

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