2014 Rd.16 RUSSIA

20141012-01

 

 小林可夢偉は多くのドライバーとは違うミディアムタイヤを履いてスタートし、1ストップ作戦でレースを戦うつもりだった。しかし21周目にピットに呼び入れられ、ジャッキアップされてガレージに押し戻され、リタイアを告げられてしまった。その瞬間は何が起きたのか、可夢偉自身が一番驚いていたという。

 

ーー今日のレースは21周目で突然終わってしまったけど……。

「レース自体は順調にいってました。プライムタイヤを履いていたにしてはペースは良かったし、レースとしては全然悪くなかったと思います。マーカス(・エリクソン)はオプションタイヤで僕がプライムやから、あのタイム差ならむしろ僕の方が実質的には速かったんですよ。今回はロングランでは僕の方が全然速かったんです。タイヤのタレもなかったし、普通に1ストップで行けたはずです」

 

ーーブレーキ過熱でリタイアというのがチームの公式発表だけど、走っていてトラブルの予兆というのはなかった?

「全くなかったですね」

 

ーーじゃあピットに戻ってこいと言われた時には「なんで?」って感じ?

「普通のピットストップやと思って入って来たからね。そしたらエンジンを止めろって言われて、そのまま終わりということで。何があったかと言われれば何もないんですけど……チーム首脳陣の方からアクシデントを避けるためにクルマを止めろと言われたみたいです。単純にマイレージをセーブするために止めたということみたいです」

 

ーーチームの決定には納得いっていない?

「うん、納得いってないよね。なぜこんなことになったのか僕にはちょっと理解できないですけど、だったらそもそもスタートさせるなよっていう話ですからね。僕らはみんな普通にレースをしてたからね」

 

ーーなんだかしっくりいかないレースになってしまったよね……。

「まぁ、しっくりいってないことしかないからね、今のこのチームは」

 

 20141012-02

 

ーーなぜロシアに来たのかっていう自問自答に答えは出た?

「いやぁ……アホやな、って。(ロシアに来たのは)失敗したなっていうのが心からの気持ちですね」

 

ーー走る姿を見られたという意味ではファンの人たちは喜んでいるんじゃないかと思うけど。

「まぁね。でもマトモに走らせてくれへんし、マトモなクルマでもないし、FP-1も(ロベルト・メリに)取られて、なんのこっちゃ分からんグダグダのまま1週間やからね」

 

ーーこんなに走れない週末はF1では初めて?

「ないでしょ。まぁ、鈴鹿もそうやったけどね(苦笑)」

 

ーーロシアに来た意味はなかった?

「来年またここで走ることがあれば、意味があったっていうことですね。そうじゃなかったら、解説する時に役立つかもね。日本人でここを走ったのは僕だけなんやって言い張れるからね(苦笑)。あ、GP2のドライバーがおるか(笑)、まぁ、そんなことにならないように頑張ります。もちろんオースティンでも走りたいと思っていますけど、今のところまだチームからの確約はない状態です」

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

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