2014 Rd.12 BELGIUM

20140827-02

 

 圧倒的な速さを誇るはずのメルセデスAMG勢が、スタート直後にチームメイト同士で接触。たったそれだけのことで、盤石だったはずの勝利は失われ、チームは多大な損失を被ることになった。この事態にチームはついに大きな決断を下すことになった。レース直後、トト・ウォルフはチームの方針転換を初めて口にした。

 

ーー2周目に起きたチームメイト同士のアクシデントに対して、チームではどのようにとらえているのですか?

「許されることではない、それは明白だ。レーシングアクシデントは起きうることだが、チームメイト間でのアクシデントは起きるべきではない。圧倒的な速さのマシンを持っていながら、レースの2周目にこんなアクシデントは起こしてはならない。我々はまたしても(勝てたはずの)優勝を失い、1-2フィニッシュを失ったんだ」

 

ーーどう解決策を見つけ出す?

「向かい合って座って話し合うしかない。彼らは激しくタイトル争いを繰り広げているし、このままなら今後またこのようなことが起きることになるだろう。今日どうしてこんなことが起きたのかを明らかにし、二度とこんなことが起きないようにハッキリとさせなければならない」

 

ーー何が許されて、何が許されないのか。それはすでに話し合って来たのでは?

「確かにそうだ。我々はシーズン前に話し合い、2台でクラッシュするようなことはしてはいけないと明確にしている。バトルを繰り広げることはファンにとっても我々自身にとってもエキサイティングなことだし、素晴らしいことだ。しかしシーズン後半戦に入り、その激しさはさらに増している。だからシーズン序盤に取り決めた“リミット”よりもさらに厳しくしなければならないだろう。今日、新たな“リミット”が見えたんだ」

 

20140827-01

 

ーーこれまでとってきた自由に戦わせるというチームのポリシーを変える必要がある?

「残念ながら、“イエス”だ。我々は多くの貴重なポイントを失い過ぎた。詳細を決めるのはまだ速すぎるが、我々のフィロソフィーは今日ここで終わりを迎えるんだ。アブダビGPでドライバーズとコンストラクターズの両チャンピオンシップを失ってシーズンを終えるようなことはしたくない。今ここできちんとマネージメントをしなければ、そんな終わり方になりかねないんだ」

 

ーーそれは議論の必要はない?

「まだ確定ではない。レースが終わって45分しか経っていない今の段階で、今後こうするということを完全に決めてしまうことはできない。私は今日のレースで完全に動転しているしね。それは2台が接触したからではなくて、自分たちが決めたルールを自分たちで破ってしまったからだ。私もチーム全体も完全に打ちひしがれているし、だからこそ何が起きたのかを詳細に分析し、改善しなければならないんだ。チームがドライバー同士のバトルに干渉する方法はいくらでもあるが、それが正しいことだとは思わない。一番望ましいのは、両者がきちんと話し合ってどうすべきかを明らかにすることだ」

 

ーーレースのどこかのタイミングでチームから「これ以上バトルはするな」と指示をすることになる?

「そうすることになるだろう。(F1に関係する)全ての人にとって残念なことだが、我々はこの状況を改善するためにそうしなければならないだろう」

 

ーー首脳陣は今夜これから両ドライバーと話し合う?

「すでに話し合ったし、今夜も話し合うし、これから数日間かけてさらに話し合うよ」

 

(text by 米家 峰起 / photo by MercedesAMG)

 

 

 

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